任期満了に伴う三木市長選(5月30日告示、6月6日投開票)で、現職の仲田一彦氏(48)が再選を目指して立候補する意向を固めたことが27日、関係者への取材で分かった。支援者には既に意思を伝えており、29日の市議会定例会最終日に正式表明する見通し。
仲田氏は西脇市出身。京都産業大を卒業後、故井上喜一元衆院議員の秘書を経て、2007年の県議会議員選挙で初当選し、県議を3期務めた。市幹部慰労会に市の工事を受注する関係者が同席した問題への虚偽説明を巡り、前市長が辞職したことを受け、17年の市長選に立候補、初当選した。
仲田氏は「ゴルフのまち」を目指し、全国高校・中学校ゴルフ選手権春季大会を誘致。ひょうご情報公園都市の次期工区事業化の実現に尽力したほか、人口減少を見据え、公共施設の見直しにも着手していた。
同市長選では、ほかに立候補を表明している人はいない。(篠原拓真)