７月の兵庫県知事選について、井戸敏三知事は３０日の定例会見で「私が維新の候補を応援するということはまず考えられない」などと述べ、自民党県議の一部が支援する前大阪府財政課長に日本維新の会も推薦を表明したことに見解を示した。

　知事選を巡っては、県議会最大会派の自民が決めた前県副知事、金沢和夫氏（６４）の支援方針に県議１１人が反発し、３１日に立候補表明する前大阪府財政課長の斎藤元彦氏（４３）に立候補を要請。「独自候補」と位置づけているが、維新も斎藤氏に推薦を出す方針を決めている。

　会見で井戸氏は「（長年自身を支えてきた）与党がどのような形でまとまるか。それを踏まえて行動させていただくことになる」とも述べた。（大島光貴）