兵庫県内の65歳以上高齢者約168万人を対象にした新型コロナウイルスワクチンについて、5月中旬、新たに708箱が県に配分されることが分かった。国の通知によると、この配分から1瓶6回の接種ができる注射器を配布。82万8360回接種できる計算となり、高齢者に必要なワクチンの約3割を確保することになる。
国は全国で1万6千箱を用意しており、国から県に割当量の連絡があった。県は前回同様、高齢者人口に各地の感染状況を加味して配分を決めるという。5月10日の週と5月17日の週に各市町に届く。
県内にはこれまで228箱の配分が決まっており、すでに届いた神戸市や伊丹市、高砂市などで接種が始まっている。4月中には各市町に1箱以上が届く予定。(高田康夫)