兵庫県尼崎市は７日、同市に住む１０歳未満～８０代の男女４８人（うち１人は大阪市在住）が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。３人が中等症、３９人が軽症、３人が無症状、３人が調査中という。８０代女性２人と９０歳以上男性の計３人の死亡が確認され、累計の死者は１０５人となった。

　同市によると、９０歳以上の男性は５日、８０代の女性１人は６日に亡くなった。２人はクラスター（感染者集団）が発生した同じ施設に入所。当初は無症状だったが状態が悪化し、往診を受けており、入院を希望したができなかったという。別の８０代女性は入院治療中で６日に死亡した。

　クラスターが発生した市内の民間医療機関では新たに入院患者１人の陽性が判明し、この医療機関での感染者は計１２人となった。

　このほか、東京都が発表済みの感染者のうち、２０代男性と３０代女性の２人が尼崎市在住であることも公表した。

【図表】目で見る兵庫県内の感染状況