神戸商工会議所の家次恒会頭は10日の定例会見で、兵庫県知事選に立候補を表明している前副知事の金沢和夫氏(64)について「長く県政に携わられ、親しくしている。地元をよくご存じの方に期待するところは大きい」と述べた。家次氏は金沢氏の後援会で特別顧問に就いている。
日本商工会議所の政治団体、日本商工連盟の神戸地区代表として発言した。
家次氏は「地方自治は国とは違い、地元の理解をどう得るかが重要だ。五国から成る兵庫を知るには少し時間がかかる」とした上で、「地元に長く密着してきたというのは大事(なポイント)かな」とした。
一方、自民党などが推薦を決めた前大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)については「神戸出身ということだが、あまり存じ上げない。どういう政策を進められるのか、中身は全然聞いていない」と述べるにとどめた。(高見雄樹)