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100回目の「ボウズ・カフェ」で語り合う参加者ら=9月29日夜、青蓮寺
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100回目の「ボウズ・カフェ」で語り合う参加者ら=9月29日夜、青蓮寺

 兵庫県丹波市氷上町横田の青蓮寺などで月1回、イベント「ボウズ・カフェ」が開かれている。今年9月には節目の100回目を迎えた。参加者がその時その時で話題を変えながら、互いに相談したりアドバイスし合ったりし、ゆったりとした時間を過ごしている。(川村岳也)

 2012年、同寺の荒木伸雄住職らが始めた。当初は、一般の人と話す機会が少ない若い僧侶たちにさまざまな世界を知ってもらうとともに、寺にあまり来ない人にも仏教について知ってもらうことを目的として企画したという。

 初期のころは、仏教に関心がある人が多く訪れ、専門用語が飛び交っていた場面もあったという。しかし、回数を重ねた現在では、お互いの話を聞きつつ知恵を出し合う雰囲気があるといい、毎回約10人が丹波市内外から訪れている。

 100回目を迎えた9月29日の夜も、丹波市や丹波篠山市、京都府などから訪れた11人が同寺でテーブルを囲んだ。参加者らは毎回行っている自己紹介に加え、イベントに参加した理由を話した。

 また、過去の思い出を振り返るなかで、話を打ち明けたことで心境が変わり、前向きになったと明かした人もいた。参加者らは口々に「愛されている場なんだと思う」「この場を守っていっていただきたい」などと熱い思いを伝えた。

 2年ほど前から時々参加しているという、生花デザイナーの女性(33)=丹波市=は「丹波で暮らしている多様な人と会えて勉強になる。自分の視野が狭まっているような時に参加したい」と笑顔で話していた。

 荒木住職は「この場を持てているのが本当にうれしい。一回でも多く続けられれば」と前を向いた。

 イベントは青蓮寺と無量寺(同市氷上町小野)で交互に開かれている。参加希望者は、フェイスブックを通じて事前に申し込む。

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