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コーナリングなどの練習に取り組む「SP レーシング」の子どもたち=丹波篠山市大山下、川代体育館
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コーナリングなどの練習に取り組む「SP レーシング」の子どもたち=丹波篠山市大山下、川代体育館
全日本選手権でそれぞれ入賞した(左から)片桐司道君、明瀬鳳良ちゃん、松岡大峯ちゃん、片桐大誠君=丹波篠山市大山下、川代体育館
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全日本選手権でそれぞれ入賞した(左から)片桐司道君、明瀬鳳良ちゃん、松岡大峯ちゃん、片桐大誠君=丹波篠山市大山下、川代体育館

 ペダルのない子ども向け二輪車「ランニングバイク」が、競技スポーツとして定着してきた。2010年代から全国各地で大会が催され、世界大会も開催。親が専属コーチとなり指導やサポートをする「親子競技」としても注目される。兵庫県丹波篠山市のランニングバイクチーム「SP レーシング」も、親子二人三脚で練習に励んでいる。(谷口夏乃)

 8月中旬、強い日差しが照りつける昼下がり。同市大山下の川代体育館駐車場で、「SP レーシング」のチーム練習が行われていた。この日は、所属メンバーの子どもら約10人が参加。午前中はランニングや階段ダッシュなど体力強化、午後は実戦を意識して、バイクに乗ってスタートダッシュや30メートル走などに取り組んだ。

 国内最高峰の大会「RCS」で優勝経験がある松岡大峯(たいほう)ちゃん(5)は、巧みな乗りこなしでコースをくるくる回る。「8の字がきれいにできるとうれしい」と話した。

 親子の連帯感が垣間見えたのが、コーナリングなどに挑む「コの字練習」。4分程度の音楽が流れている間、子どもたちは全力でコースを走り抜ける。トップを狙う子どもたちのまなざしは、とても鋭い。親のかける言葉もどんどん熱を帯び、休憩時間中も良かった点や悪かった点を話し合い、次のセットに臨んだ。

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 米国発祥のランニングバイクは、代表的メーカーの名前から「ストライダー」や「ランバイク」とも呼ばれる。補助輪がなく、地面を足で蹴って走るため、バランス力や脚力が身につくのが魅力だ。

 日本では2000年代後半から普及し、競技人口は全世界で約30万人に上る。2歳から乗ることができるため、未就学児が打ち込める競技スポーツとして注目が集まっている。

 18年発足の「SP レーシング」には、丹波篠山、三田、明石3市の3~9歳計10人が所属。主に週2回、同体育館駐車場と中野医院(丹波篠山市宇土)で練習する。チーム名の「SP」には「(丹波)篠山プラクティス」の頭文字から取り、「スペシャル」や全力疾走を表す「スプリント」などの意味も掛けられている。

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 「一緒に取り組む仲間がほしかった」と話すのはチーム代表の片桐一樹さん(39)。長男の大誠君(9)=味間小3年=と次男の司道君(7)=同1年=はいずれも2歳から競技を始め、大誠君は「RCS」22年第6戦7・8歳クラスで3位、司道君は同4戦6歳クラスで準優勝に輝いた。「自分だけで追い込むのは難しいが、相手や仲間がいると、互いに高め合う環境ができる」と片桐さん。幼いころから親以外の人と接する機会に恵まれるのも利点という。

 チームメンバーの総ポイント数で競うチームランキングも、7月末時点で9位(全34チーム)につけ、強豪チームとなりつつある「SP レーシング」。創部5年目の今年、初のチームランキング10位以内を目指すが、課題は練習場所の少なさだ。片桐さんは「もっと広いコンクリートの敷地があれば、レースに近い練習もできるし、大会誘致の可能性もでてくる」と話している。

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【RCS(全日本ランバイク選手権シリーズ)】 「日本ランバイク協会」(千葉県)主催の全国大会。2013年1月から開かれている。2~8歳が出場し、年間12戦。年齢別でレースが分かれ、順位ごとにポイントが加算される。個人ランキングと個人ポイントを合算したチームランキングがある。コースは直線やヘアピンカーブ、クランクなどがあり、長さも150メートルから250メートルと会場や年齢によって異なる。

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