フランスの大手筆記具メーカー「ソシエテ・ビック」の日本法人「BICジャパン」(本社、東京都中央区)は19日、定番の使い切り油性ボールペン「オレンジ イージーグライド(オレンジEG)」が全世界で廃番になることを発表しました。
廃番を知ったファンらはSNS上に「悲しすぎる」「めっちゃ好きだったのに」「今までありがとう」「おしゃれさが好きでした」などの思いを続々と投稿しています。
■全世界で6商品が廃番
廃番の対象商品は黒、赤、青の3色、各太さ1.0ミリと0.7ミリの全6商品。全世界で在庫がなくなり次第、販売終了。
廃番理由は、フランス本社が商品ラインナップのスリム化を図るため。今後は親モデルでもある「ビック・クリスタル」の販売を強化する方針といいます。
■1本の筆記距離は2~3kmも!
1961年の発売以来、世界160カ国で愛用され、オレンジのボディカラーから「オレンジビック」「ビックオレンジ」などの愛称で親しまれてきました。特長は、「イージーグライドインク」と呼ばれるさらさらとした書き心地のインクと、鉛筆のように持ちやすい六角形の軸。1本80円という安さながら、筆記テストでの筆記距離は2~3kmもあるといわれています。
■担当者も「相当ショックを受けました」
「相当ショックを受けました」と声を落とすのは日本法人のマーケティング担当者。フランス本社から知らせを受けた社内のメンバーは一様にショックを受けた様子だったといいます。同担当者自身、長年1.0ミリを愛用しているそうで「1.0が大好きです。このインクはなめらかさや書き心地がすごくいいんです。仕事で英語も日本語も書きますがどの言語でもスムーズに書ける。書いた文字も上手に見えるんです」と残念がります。
同商品は特に日本での需要が高く、廃番が決定したと同時に「日本の顧客のために世界中から在庫を集め、多めに輸入しました」。
オンラインショップでの販売状況や在庫など最新情報は、同社公式ツイッターアカウント(@BIC_JAPAN_1945)などで発信される予定です。
【ソシエテ・ビック】1945年、フランス・パリ郊外に設立。1950年代に世界初の使い切りボールペン「ビック・クリスタル」を発売。同商品は2002年、デザインや機能性が評価されニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久所蔵品に認定されました。同社の筆記具シリーズの年間出荷本数は約70億本。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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