スポーツの秋。注意したいのが「疲労骨折」です。通常、骨折といえば転倒や事故など一回大きな外傷でポキッと骨が折れた状態を思い浮かべる人が多いと思います。
ところが、疲労骨折は慢性的なスポーツ障害のひとつと言われ、飛んだり、跳ねたり、走ったりという同じ動作を繰り返すスポーツ選手などに多く、骨の同じ部位に徐々にひび割れ(亀裂)ができ、それが大きくなって骨折につながっていきます。
症状も一般的な骨折の場合は強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはしばしばです。ところが、疲労骨折は運動をしているときなどに圧迫感のある痛みを感じたり、痛みのある部位が腫れたりしますが、通常の骨折ほど痛みや腫れがないこともあり、「捻挫かな」と思っていたら、疲労骨折していたというケースも稀ではありません。
年齢的には疲労骨折が多いのは骨や筋力も成長する時期の10代に多いといわれています。しかし、30代、40代、50代といった世代がなることも珍しくありません。中には、体重の増加で骨の強度が低下し、骨に負担がかかってなる人もいます。
判断はX線検査やMRI検査などが一般的です。X線では初期の疲労骨折は分からないこともあり、中には数週間後に再度検査をすることになる人もいます。
基本的には疲労骨折が生じた部位に負担をかけないようにすることが大切です。早期に適切な治療ができれば、早くに回復することもあります。軽症であれば、骨は自己修復する性質があり、安静にすることで治ることもあります。しかし、難治性の場合は手術することもあります。素人判断せず、気になれば早めに専門医に相談しましょう。
◆尾原 徹司 東京医科大学卒業。東京女子医科大学消化器病センターを経て、神戸鐘紡病院消化器科に赴任。昭和57(1982)年に独立し、医療法人社団つかさ会「尾原病院」(神戸市須磨区妙法寺荒打/神戸市営地下鉄西神山手線妙法寺駅徒歩3分)院長に。
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