阪神・淡路大震災から19年を前に、ボランティア団体「神戸・市民交流会」は21日、神戸市灘区の摩耶埠頭(ふとう)公園で、来年1月17日の追悼行事に使うろうそく作りを始めた。(上田勇紀)
三宮・東遊園地で開かれる「1・17のつどい」で、竹筒に浮かべて点灯する。この日は約10人が参加し、結婚式場などから譲り受けた使用済みのろうそくを鍋で溶かし、色とりどりの容器に注いで固めていった。
2年前から手伝う兵庫県立大3年宮崎里咲(りさ)さん(20)=西宮市=は「震災は覚えてないけど、両親から聞いて育った。一つ一つに気持ちを込めて作りたい」と話した。
2万個を作り、在庫を含め10万個を用意する。作業は12月12日まで、火・木・土曜に摩耶埠頭公園で。手伝える人を募っている。同会の山川泰宏さんTEL090・2383・8589