20日午前10時45分ごろ、兵庫県姫路市の13階建てマンションで、通行人の男性(44)から「子どもがマンションから転落した」と110番があった。7階に住む男児(2)が敷地内に倒れており、左脚の骨折や後頭部を切る重傷を負った。約18メートルの高さから落ちたとみられるが、命に別条はないという。
姫路署によると、男児はマンション駐輪場のプラスチック製屋根(高さ約2メートル)に落下した後、地面に落ちたとみられる。通報した男性はベランダの壁にぶら下がって泣いている男児に気付き、直後に転落するのを目撃していた。当時、部屋にいた両親は「テレビを大きな音でつけており、気付かなかった」と話しているという。
ベランダにはエアコンの室外機(高さ約70センチ)が置かれており、同署は男児がその上に乗って手すり(高さ約1・2メートル)を乗り越え、転落した可能性があるとみている。