兵庫県姫路市は26日、市内に住む60代夫婦が自ら釣ったフグを食べて食中毒の症状で入院したと発表した。既に回復し、退院したという。
市によると、夫婦は25日、同市白浜町の海岸で体長約25センチのフグを釣り、皮や内臓を除去して身の部分をフライにして食べた。その後、口や両手にしびれが現れ、市内の病院を受診したという。2人はフグの調理資格を持っていなかった。
市保健所の聞き取りに「身だけなら大丈夫と思っていた」と話したという。担当者は「内臓だけでなく身にも毒を持つ種類がある」と注意を呼び掛けている。(井沢泰斗)