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ベトナム人を不法就労させた疑いで関係先から資料を押収する兵庫県警の捜査員=1日午前、姫路市内
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ベトナム人を不法就労させた疑いで関係先から資料を押収する兵庫県警の捜査員=1日午前、姫路市内
ベトナム人を不法就労させた疑いで関係先を捜索する兵庫県警の捜査員=1日午前、姫路市内
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ベトナム人を不法就労させた疑いで関係先を捜索する兵庫県警の捜査員=1日午前、姫路市内

 不法残留のベトナム人労働者を解体作業に従事させたなどとして、兵庫県警国際捜査課などは1日、職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)や入管難民法違反(不法就労の助長)などの疑いで、特定抗争指定暴力団神戸山口組系組幹部の男(53)=同県姫路市=ら8人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、姫路市の解体業者「山崎興業」の実質的経営者の男(41)と社長の男(35)ら。

 逮捕容疑は共謀して昨年9月~今年5月、不法残留のベトナム人労働者4人を家屋解体などの作業員として働かせるなどした疑い。調べに対し、社長は容疑を認めているが、他7人は否認しているという。

 同課によると、人材派遣業を営む組幹部の男が、ベトナム人の業者から紹介された不法残留のベトナム人らを山崎興業に派遣。加古川市内で家屋の解体作業などに当たらせていたという。

 一方、不法滞在しているベトナム人らは姫路市内に集団で住まされ、日当1万2千円のうち、9千円を給与として受け取っていた。山崎興業は組幹部の男に利益の一部を渡していたとみられる。

 県警国際捜査課と播磨地域の7署などは1日早朝から、60人態勢で山崎興業の関係先や容疑者の自宅など10カ所を捜索し、関連資料を押収した。

 

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