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作業中に転落し、救急車に運ばれる自衛隊員=兵庫県姫路市本町、姫路城
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作業中に転落し、救急車に運ばれる自衛隊員=兵庫県姫路市本町、姫路城

 21日午前9時10分ごろ、兵庫県姫路市本町の世界文化遺産・国宝姫路城で、清掃活動をしていた自衛隊員が「20代の男性隊員が城壁から転落した」と119番した。同市消防局によると、男性隊員は左脚を骨折する重傷とみられ、病院に搬送された。

 市姫路城管理事務所によると、現場は大天守東側にある「帯の櫓」付近の石垣。姫路署の説明では、男性隊員は上からロープを垂らして石垣で作業をしていた際に、何らかの理由で高さ約10メートル付近から地面に転落したとみられる。頭部から出血もあったという。

 清掃活動は、陸上自衛隊姫路駐屯地などによる「姫路城クリーン作戦」の一環。命綱を装着した隊員らが大天守の屋根や軒下、石垣にたまったほこりなどを払い落とすのが恒例で、年末の「すす払い」として風物詩になっている。

 現場は、救急隊員や警察官が次々と駆け付け、騒然とした雰囲気に包まれた。

 転落の瞬間を目撃したという男性(47)は「ロープが根元から外れ、あっという間に頭から落ちた。他の隊員も慌てて駆け寄っていた。どうか無事であってほしい」と不安そうに話した。

 

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