2020年10月、神戸市北区のヤマト運輸集配所で元同僚の男女2人を包丁で殺傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた同社の元パート従業員、筧真一被告(47)は、懲役27年を言い渡した一審神戸地裁判決を不服として控訴した。
判決によると、筧被告は20年10月6日未明、同市北区の集配所で、従業員の女性=当時(47)=を包丁で計17回刺して殺害。男性従業員(61)も刺殺しようとして手に軽傷を負わせた。
筧被告は公判で起訴内容を認め、判決宣告後には「死刑にしてくれたら良かった」などと発言していた。控訴は16日付。17日が期限だった。