2012年に女性の室内に侵入し乱暴したとして、兵庫県警尼崎南署は24日、強姦と住居侵入の疑いで、同県尼崎市の土木作業員の男(53)を逮捕した。公訴時効(10年)は今年6月だった。同署の調べに「覚えがない」と話しているという。
逮捕容疑は12年6月17日午前3時50分ごろ~同4時10分ごろ、同市内のマンションの一室に無施錠の窓から侵入し、寝ていた女子学生=当時(19)=に乱暴した疑い。同署によると、男は「声を出すなよ」などと言って乱暴し、立ち去ったという。
同署は別の事件の捜査過程で男のDNA型を採取。12年の事件現場に残されていたものと一致し、今回の逮捕につながった。17年施行の改正刑法で、強姦罪は強制性交罪に名称が変更されている。