無免許でミニバイクを運転し、声をかけられた警察官にカラーコピーをした偽造の免許証を示したとして、兵庫県警芦屋署は13日、無免許運転や有印公文書偽造、偽造有印公文書行使の疑いで、同県芦屋市に住む配送業の男(56)を逮捕した。同署によると、偽の免許証は免許停止になる前にコピーされたものとみられ、ラミネート加工も施されていたが、本物に比べて厚みがなかったという。
逮捕容疑は13日午前11時35分ごろ、芦屋市西芦屋町の道路でミニバイクを無免許で運転し、交通取り締まりで呼び止めた警察官に偽造した運転免許証を示した疑い。同署の調べに、容疑を認めているという。
同署によると、男は今年3月28日から30日間の免許停止処分を受け、無免許だった。警察官から免許証の提示を求められると初めは「急いでるんや」などと言って拒んでいたが、免許証のカラーコピーを出したという。
遠目では複製と分かりにくいが、本物の免許証のような厚みがなかった。免許停止の期間前にコピーしたとみられ、男は「身分証代わりにつくった」と話しているという。