兵庫県伊丹市内の民家から体長約80センチのグリーンイグアナ1匹が行方不明になっていた事案で、県警伊丹署は15日、同日早朝に近くの男性が捕獲したと発表した。イグアナは木にしがみついた状態で見つかり、捕獲した男性が素手で所有者の元に届けた。被害に遭った人は確認されていないという。
同署によると同日午前6時半ごろ、同市荒牧1に住む男性がイグアナを発見。知り合いだった飼い主の自宅まで届けた。その後、飼い主の女性が署に伝えたという。女性は「(見つかった時は)おとなしかった。ケージに入れると動き出した」と話したという。
イグアナは同市荒牧南2の一戸建て住宅で、ガラス製の飼育箱に入れて飼われていた。10日正午ごろ、飼い主の女性が室内で放していたところ、約30分後に姿が見えないことに気付いたという。捜索したが見つからず、13日夜に近くの交番に届け出た。14日朝から署員が10人態勢で自宅周辺の畑や草むらなどを探したが見つからず、市の防犯メールなどで注意を呼び掛けていた。
同署の担当者は「イグアナは鋭い爪を持っていて注意が必要だと聞いていた。無事に見つかってほっとしている」とコメントした。(久保田麻依子)