リュックサックに料理包丁をしのばせて神戸地裁尼崎支部に入ったとして、兵庫県警機動パトロール隊と尼崎北署は21日、銃刀法違反(所持)の疑いで、同県西宮市内に住む飲食店経営の男(64)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、正当な理由がないのに神戸地裁尼崎支部内で包丁1本(刃渡り約16センチ)を携帯した疑い。
同署によると、男は相続を巡る調停に出席するのを前に相手側の弁護人と口論になり、10時半ごろに「裁判所に来てください。傷害です」と110番。駆け付けた機動パトロール隊員が双方に事情を聞き、所持品検査をすると男のリュックの中からタオルにくるまれた包丁を見つけたという。
男は調べに「トラブルになったら代理人を脅すつもりだった」と話しているという。