ケニアからの民芸品を装って覚醒剤を密輸入しようとしたとして、神戸税関は22日、関税法違反(禁制品密輸入未遂)の疑いで、大阪市東淀川区の会社役員の男(54)を神戸地検に告発した。
告発容疑は何者かと共謀し、民芸品のようなものの中に隠した覚醒剤約978グラム(末端価格約5800万円)をケニアからの国際宅配貨物で密輸入しようとした疑い。調べに対し、黙秘しているという。
同税関によると、覚醒剤は、円形の敷物のようなものから見つかり、わらの中でチューブ状のビニールに隠されていたという。今年2月14日、関西空港での輸入検査で、税関職員が覚醒剤を発見した。
近畿厚生局麻薬取締部神戸分室が覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで男を逮捕している。