シャネルやルイ・ヴィトン、グッチなど高級ブランドの模造品を販売目的で所持したとして、兵庫県警生活経済課と兵庫署などは7日、商標法違反の疑いで神戸市兵庫区、ベトナム国籍の自営業の男(26)と店員の妻(24)=いずれも同法違反罪で起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は5月17日、同区西多聞通1の男が経営する服飾雑貨店「ミンストア」で、高級ブランド8社のロゴが付いた偽のアクセサリーやバッグなど計490点を所持した疑い。2人とも容疑を認めているという。
同課によると、商品は主にオンラインで国内のベトナム人に販売しており、かばんや財布は一つ千~1500円程度だった。フェイスブックや動画投稿アプリTikTok(ティックトック)に、妻がモデルのように商品を着用する映像も投稿していた。
同課は、男の口座の動きから、2019年から今年5月までに計約5千万円を売り上げたとみている。
神戸税関の情報提供で昨年12月、同課員が店を訪れ、商品を購入して鑑定。先月17日、両容疑者は偽ブランド品4点を販売目的で所持した容疑で逮捕されていた。