勤務先の社長宅から腕時計を盗んだとして、兵庫県警神戸西署は10日、窃盗の疑いで、神戸市西区の建設会社社員の男(22)を逮捕した。男は社長の善意で社長宅に居候していたという。
逮捕容疑は昨年12月~今年3月、社長宅から腕時計7本(計約52万円相当)を盗んだ疑い。同署の調べに「時計を盗んだことは間違いないが、4本しかとっていない」と容疑を一部否認している。
同署によると、腕時計は6千~35万円相当で、7本は同じ場所で保管されていた。今年3月、腕時計がなくなっていることに気付き、男を問いただしたところ、男は盗んだことを認め、4本を返却。残りの3本が戻ってこないため被害届を出したという。社長は「(男が)生活に困っていそうだから」として男を自宅に住まわせていた。