不倫関係にあった女性と別れた後、ストーカー行為をしたとして、兵庫県警が神戸市内の警察署の地域部門に勤めていた50代男性警部補を、ストーカー規制法違反容疑で書類送検していたことが24日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。
書類送検容疑は、3月30日~4月2日にかけて毎晩、以前に不倫関係にあった30代女性の関係先でうろついたり、待ち伏せやつきまといをしたりした疑い。調べに対し、「別れた後も相手の交際状況が気になった」などと話し、容疑を認めているという。
県警によると、男性警部補には妻子がいたが、2014年ごろからこの女性と不倫関係になった。今年2月下旬に別れたが、4月2日深夜に男性警部補が再び姿を見せたため、女性が「別れ話からトラブルになっている」と110番した。
県警は5月20日、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて書類送検するとともに、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。