19日夕にJR神戸線灘駅(神戸市灘区)で発生した人身事故で、JR西日本は20日、上下線計116本が運休か部分運休したほか、89本が最大4時間26分遅れ、同社管内で約8万8千人に影響したと発表した。約4時間後に全線で運転を再開したが、ダイヤの乱れは最終電車まで続き、20日午前3時ごろまで電車を走らせた。
事故は19日午後6時すぎに発生。灘駅でホームから飛び込んだ男性が通過中の快速電車と接触して死亡した。はじき飛ばされた男性がホーム上にいた乗客にぶつかるなどして、女性5人が打撲や気分不良で病院に搬送された。停車した車内で気分不良を訴える乗客もいた。
事故の影響で芦屋-西明石間は上下線とも運転を見合わせたが、午後10時25分までに全線で再開した。
JR西によると、20日の始発からは通常通りのダイヤで運行している。