兵庫県警は14日、生活経済課の男性警部(49)が帰宅途中に泥酔し、担当する事件の捜査資料が入ったかばんを西宮市内の路上で紛失したと発表した。
同課によると、警部は12日夜に阪急西宮北口駅近くの居酒屋で部下2人と酒を飲み、午後11時ごろに解散後、駅前の歩道脇で眠り込んだ。翌13日午前5時ごろに目を覚まし、資料2通を入れた手提げかばんがないことに気付いたという。
資料には事件の容疑者の住所、氏名、生年月日、職業のほか、事件関係者28人分の氏名と住所を記載。さらに、事件関係者延べ約400人の氏名も記されているという。
同課によると情報の悪用などは確認されていないが、かばんは見つかっておらず、県警は警部の処分を検討する。同課の甲斐秀俊次席は「発見に努めるとともに再発防止のための指導を徹底してまいります」とコメントした。