兵庫県の認可法人「兵庫県職業能力開発協会」の資金を着服したとして、業務上横領罪に問われた同協会元職員の男(35)=神戸市北区=の初公判が5日、神戸地裁(西森英司裁判官)であった。男は起訴内容を認め、動機について、職場や家庭でのストレスと話した。
起訴状などによると、同協会の総務課経理担当職員だった男は2018年2月~20年12月、62回にわたって協会の資金計約1558万円を着服したとされる。
被告人質問で弁護人から着服したお金の用途を尋ねられた男は「一番大きいのはゲームの課金。次いで飲食費、洋服代だったと思う」と説明した。