就寝中の知人宅に押し入り、家族を殺害しようとしたとして、兵庫県警捜査1課と同県警西脇署は20日までに、強盗殺人未遂や住居侵入の疑いで兵庫県多可町中区、古紙回収作業員の男(29)を逮捕、送検した。
逮捕、送検容疑は、既に逮捕された知人の男(30)と共謀し、3月28日午前4時45分ごろ、同町加美区の男性(66)宅に侵入し、一家に対する借金を免れるため、刃物で就寝中の女性(57)の顔などを殴って殺害しようとした疑い。女性は頭の骨を折るなどの重傷。
同課は男が知人の男に指示したとみているが、調べに対し、「(知人の男に)『被害者を殺して来い』とか『お金を取ってこい』と言った覚えはない。共謀と言われたら違う」と容疑を否認しているという。
同課によると、男と知人の男は、男性の長男(30)と同じ高校の同級生で、一家から数百万円の借金をして金銭トラブルになっていた。男は女性を襲った後、男性に一喝されて逃げたという。