閉店後の印刷会社からメダカ約500匹を盗んだとして、兵庫県警刑事企画課と捜査3課、兵庫署は2日、窃盗の疑いで、神戸市兵庫区の警備員の男(42)を逮捕した。
逮捕容疑は、10月22日午後11時半ごろ、同市兵庫区の印刷会社で、屋外に設置されていた水槽2個からメダカ約500匹を網ですくって盗んだ疑い。
同署によると、男は「私が盗んだことに間違いありません」と容疑を認めている。メダカは店主の男性(59)がインターネット通販で販売するため飼育しており、被害額は約40万円。
防犯カメラの映像などから容疑が判明した。同署管内では今年に入ってからメダカの窃盗事案がほかに6件発生しており、同署などが関連を調べている。
■犯行は3分程度
この事件では、屋外に置かれた水槽に男が金魚網のようなものを突っ込み、すくい取ったメダカを手持ちのバケツのようなものに移す姿が、防犯カメラに捉えられていた。
男が事前に下見をしている様子も映っており、自転車にまたがったまま、水槽内をのぞき込んだ後、携帯電話で撮影するようなしぐさを見せた。
犯行時はTシャツと短パン姿で現れ、水槽に近づいた後、ライトで手元を照らしながら、金魚網を水槽に入れてはメダカをバケツに移していた。この時の犯行は3分程度だった。