5日午後、兵庫県尼崎市の無職女性(89)が「息子をかたる男らに2千万円をだまし取られた」と県警尼崎北署に届け出た。同署は詐欺容疑で調べている。
同署によると、同日午前から複数回、女性宅に息子を名乗る男や、息子の上司をかたる別の男から電話があり、「手術をして声がおかしくなっている」「財布を落とした。中には会社の集金を入れていた」と告げられ、「3800万円を貸してほしい」と頼まれた。同日夕、女性は自宅を訪れた女に現金2千万円を手渡したという。その後、不審に思った女性が息子に電話をして、被害に気付いたという。
10月末には同県芦屋市で、大学病院医師を名乗る男から「息子さんが喉の手術を受け、お母さんと話したいと言っている手術で声が変わっている」と女性(79)宅に電話があり、同様の手口で現金1500万円をだまし取られる被害が起きている。









