「スーパーコピー」と呼ばれる精巧な偽ブランド品を買い取らせたとして、兵庫県警生活経済課と灘署は14日、詐欺と商標法違反の疑いで、住所不定、無職の男(25)を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年4月26日、高級ブランド「クリスチャン・ディオール」の文字商標が入った偽物のバッグを真正品のように装い、神戸市長田区の古物店に18万5千円で買い取らせた疑い。容疑を認めている。
同課によると、男は昨年1月~今年9月、「妻の不要品」として女性用バッグなど70点約1500万円分を、兵庫県と大阪、京都府内の約40店舗に買い取らせたという。
偽物は自ら目利きをして仕入れていたといい、「スーパーコピーは仕入れ値が高いが、利益率が大きかった」などと話している。シャネルの偽物を買い取らせたとして10月24日に逮捕されていた。