３０日、兵庫県芦屋市の女性（７８）が「介護施設の手続きで約２５００万円をだまし取られた」と芦屋署に届け出た。詐欺容疑で調べる。

　署によると１０月、住宅会社社員を名乗る男から女性宅に「介護施設に入居優先権がある。名義を貸して」と電話があった。女性は断ったが、施設職員という男から「１千万円が振り込まれて手続きが進んでおり名義貸しで詐欺になる」「１千万円を払えば大丈夫」と電話があり、現金を都内に宅配便で送った。その後も弁護士をかたる男らから「金融庁にばれた。弁護士が対応する」「供託金１５００万円が必要」などと言われ指示通りに送金。伝えられた都内にある弁護士事務所を訪ね、やりとりが事実でないと判明したという。