8日午前9時半ごろ、兵庫県伊丹市桜ケ丘1で、近くに住む人から「パンパンと音が鳴っている。炎が上がっている」と110番があった。火は2階建て民家を焼き、1階部分の焼け跡から男性と性別不明の遺体が見つかった。伊丹署によると、民家には80代夫婦と50代の息子の計3人が暮らしているが、いずれも連絡が取れていないという。
同署や伊丹市消防局によると、火は延べ約100平方メートルのうち60平方メートルを焼き、約4時間後に消し止められた。火元の東側の民家ベランダや西側民家の外壁にも延焼した。
近くに住む男性(79)は「サイレンが近くで止まったので外に出てみると、真っ黒な煙が立ちこめていて驚いた。バチバチと柱が崩れるような音もしていて怖かった」と話した。
現場は阪急電鉄伊丹駅の北西約500メートルにある住宅街。