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8人が死傷した集合住宅の火災。激しく燃えていたのは1階南角の部屋=22日未明、神戸市兵庫区湊町1
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8人が死傷した集合住宅の火災。激しく燃えていたのは1階南角の部屋=22日未明、神戸市兵庫区湊町1
激しく白い煙を出して燃える集合住宅=22日午前1時53分、神戸市兵庫区湊町1(近隣住民提供)
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激しく白い煙を出して燃える集合住宅=22日午前1時53分、神戸市兵庫区湊町1(近隣住民提供)
神戸新聞NEXT
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 神戸市兵庫区湊町1の3階建て集合住宅「第2ひろみ荘」で高齢男性ら8人が死傷した火災は、1階南の角部屋にあった延長コードの劣化が原因で出火した可能性が高いことが24日、兵庫県警への取材で分かった。県警は22日から3日間にわたって現場検証を実施。角部屋の住人で、死亡した男性(86)方が最も激しく燃えていたことから、火元とみて調べていた。

 県警によると、男性方は約6平方メートルの和室一間。畳の上で複数の焦げたショート痕が見つかり、付近には延長コードと、ベッドで使うキャスター付きサイドテーブルがあった。県警はこの延長コードがキャスターで踏まれたり、折れ曲がったりして劣化し、発火したとみている。

 また、この男性の死因も判明。司法解剖の結果、煙を吸い込んだことによる急性一酸化炭素中毒だった。死亡推定時刻は119番直前の22日午前1時35分ごろ。顔や胸など全身の広範囲にやけどの痕があった。脚が不自由で、普段は車いすを使うことが多かったといい、遺体は部屋の近くの廊下で見つかった。

 8人の死傷者はいずれも1階に居住。捜査関係者によると、この男性と負傷者1人が1階の廊下で、死者3人と負傷者2人が自室、負傷者1人が西側の入り口を出た場所で発見されている。

 ほかに死亡した3人の死因は既に急性一酸化炭素中毒と判明している。いずれも、火災の発生直後に亡くなっていることから、1階で急速に煙が充満して被害が拡大したとみられる。

 

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