兵庫県西宮市内の集合住宅のポストから年賀状を盗んだとして、県警甲子園署は14日、窃盗の疑いで西宮市内に住む無職の男(38)を再逮捕した。盗んだ年賀状を集めて投函する行為を繰り返していたとみられ、同署は同市南部を中心に約千枚の年賀状を押収し、関連を調べている。
男は調べに対し「間違いない。1人暮らしのさみしさを紛らわすために盗んだ」と説明。ただ、捜査関係者によると、男は15日のお年玉付き年賀はがきで当選した年賀状を賞品に引き換えて切手シート4枚を得ていたといい、当選目的で盗んだ可能性もあるという。
逮捕容疑は1月1日午前10時ごろ、西宮市内の集合住宅のエレベーターホールに設置されている鍵のかかっていないポストから所有者の女性(55)の年賀状5枚を盗んだ疑い。
甲子園署によると、1月16日に西宮市内の郵便局員から「大量の年賀はがきがポストに入れられている」との情報が寄せられていたという。周囲の防犯カメラの映像などには、盗んだとみられる年賀状を男が再度投函する様子が映っていた。西宮市南部の各地から同様の相談が寄せられており、約千枚はポストや男の自宅から押収したという。
男は、市内の集合住宅のポストからカレンダーを盗んだとして、1月20日に窃盗容疑で同署に逮捕されていた。









