大麻草が練り込まれたクッキーを知人から受け取ったとして、兵庫県警は15日までに、大麻取締法違反(譲り受け、所持)の疑いで同県芦屋市の占い師の女(68)を逮捕、送検した。また、大麻入りクッキーを渡した同法違反(譲り渡し)の容疑で京都市伏見区の仲居業の女(49)を逮捕した。
占い師の逮捕容疑は昨年12月中旬、仲居業の女から大麻入りのクッキー8個(約26グラム)を譲り受けるなどした疑い。占い師は容疑を認め、仲居業の女は「クッキーは渡したが、大麻が入っていた記憶はない」と否認している。
県警大麻事犯総合対策推進本部によると、昨年12月27日、神戸市灘区の民家で占い師が主宰する集会があり、振る舞われたクッキーを食べた40代女性が体調不良を訴えて病院に搬送され、大麻成分が検出された。集会には25人が参加しており、県警は提供された理由を調べる。
占い師の自宅からは大麻草入りとみられるクッキー68個や、2・33グラムの大麻草が見つかったという。