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三田市民病院が通常医療体制へ 救急28日、入院29日から

2020/12/22 05:30

 入院患者4人が新型コロナウイルスに感染し、救急や新規入院の受け入れを一部制限している兵庫県の三田市民病院は21日、通常の救急医療体制を28日に再開できると発表した。翌29日には、感染者が出た病棟での入院受け入れも再開する。これで例年の年末年始の運営体制に戻る。

 救急は21日現在、大半の診療科が通常の体制で医療を提供する。同病院医事企画課は「心臓センター、脳外科、骨折を伴う外傷などの整形外科は積極的に受け入れている」とする。

 一部を延期していた検査と手術は、来年1月4日から再開する。当初、外来は一部診療科で体制を縮小するとしていたが、スタッフのやりくりで現在は通常に戻っている。

 同病院では入院患者の感染に伴い、医療従事者13人が濃厚接触者とされて自宅待機になった。21日までに体調不良を訴える人はおらず、新たな感染者が出なければ28日に復帰できる見通しがついた。

 感染の拡大防止策として同病院は16日から、全ての新規入院患者に新型コロナの抗原定量検査を始めた。患者のマスク着用を徹底するなど、さらなる感染管理に努めるという。

 15日以降に一部診療科で受け入れを断った救急と入院の件数について、同課は「把握していない」としている。(高見雄樹)

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