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整理収納アドバイザーの野間和美さん=まちづくり協働センター
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整理収納アドバイザーの野間和美さん=まちづくり協働センター

 今年もあとわずか。家の中をすっきりさせて新年を迎えたいけれど、何から手を付ければいいか分からない-。そんな人に役立ててもらおうと、兵庫県三田市の整理収納アドバイザー野間和美さんがこのほど「年末のお片付け講座」をまちづくり協働センター(同市駅前町)で開いた。必要な物と不要な物を分別する作業から始めることが大切だという。要旨は次の通り。(まとめ・小森有喜)

 一般的に言われる「片付け」は整理▽収納▽整頓▽片付け-の四つに分類されます。まずはこのうち、家の中から生活に不必要な物を取り除く「整理」を最初にしてください。いきなり「物をまとめるかごを買わなくちゃ」と100円ショップに走る、というのはよくあるパターンですが、まず入れる物を選ぶことが先決です。

 ここで、いるかいらないかという二者択一で物を見ると、ついつい「これ高かったし…」「いつか使うかも」となってしまいがち。考え方としては「使っている」「使っていないけれどいる」「使えるけれど使っていない」の三つに分類してください。

 二つ目の「使っていないけれどいる」は、アルバムなど思い入れのある物を想定しています。これは大切に取っておきましょう。三つ目の「使えるけれど使っていない」は、ほぼ不必要と思っていいはずです。

 どうしても迷う物は段ボール箱などにまとめて目に付くところで保管し、必ず数カ月後に再検討しましょう。しばらく片付いた家で過ごしてから見たら「やっぱり不要だな」と思えるかもしれません。

 収納のこつは、人の目線の高さから腰の高さまでにある「ゴールデンゾーン」を意識すること。取り出す頻度が高い物を、使う人にとって手が届きやすいゾーンに配置することが肝心です。

 また、「使う場所の近くに物を置く」という基本ができているか、一度家の中を点検してみてください。台所ならコンロの真下にフライパンや調味料、シンクの下にはボウルやざる、といった具合です。手が届きにくいつり戸棚の高い場所には、季節物など使用頻度が低い物を置きます。

 家が片付けば、掃除そのものが断然楽になり、きれいな状態を維持できる好循環が生まれます。探し物をする時間も、物を蹴ってつまずくリスクも減りますよ。少しずつで大丈夫ですから、今日から取りかかりましょう!

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