まだ明るい空に星が見え始める午後7時半。それまで細長く閉じていた緑のがくが楕円(だえん)に膨らみ、先端がプツンとはじける。両手を広げるように左右に開くと、中で渦巻いていた淡い黄色の花びらの1枚がめくれ、ほどけた。この間、およそ3分。兵庫県三田市の下浦圭子さん(74)宅の裏道で「オオマツヨイグサ(大待宵草)」の花が見頃だ。(喜田美咲)
オオマツヨイグサはアカバナ科の園芸品種で、通称は「月見草」や「宵待草」。夏の夕方ごろに開き、翌朝にはしぼむ一日花だ。
約15メートルの間に30本の株が並ぶ。日が落ちた午後8時ごろ、満天の星がこぼれ落ちてきたかのように、咲き乱れた。
もともと畑だった場所が一昨年の圃場(ほじょう)整備によって道になった。道が広がったと喜んだのもつかの間、次々に雑草が生え、手入れに追われるようになった。
「いっそのこと花を植えよう」と昨年、畑のあぜで5年ほど前から育てていたオオマツヨイグサの種を植えてみることにした。
苗を育てると、昨年は葉が広がっただけだったが、今年は茎が伸びてきた。4月に夫の克明さん(82)が道沿いの土を掘り、圭子さんが植えていった。肥料を与え、開花を待ったが、7月になっても花はほとんど咲かなかった。
「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ-」。圭子さんは思わず竹久夢二の詩歌「宵待草」を口ずさんだ。ようやく咲いたのは30日。「目の前でふわーっと広がるから夢中になって、それから毎日見に行っちゃうの」
織物を趣味にしている圭子さん。あぜで取れたオオマツヨイグサの花などで糸を染め、ストールを作ったこともあるといい、育てた花でも作ってみたいと意気込む。
「なかなか人に見てもらえない時間に咲くから、一層魅力的なのかもしれない」。無数の黄色が風に揺れる。「これだけきれいに咲いてるんやから、涼しい夜の散歩にでも見てもらえたらうれしいね」と花笑(はなえ)んだ。
【オオマツヨイグサ】北米原産の帰化植物。夜間に花を広げ、ガが蜜を求めてやってくるのを待つ。県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘6)の高野温子主任研究員=植物分類学=によると「各地でみられるが、外来の植物なので、山など外に広げることは控えてほしい。とはいえ、かわいい花なので個人の敷地内で楽しんで」としている。
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