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息の合った演武で全国に挑む(左から)上垣実聖さん、山口蒼生さん、大田夢乃さん=三田市つつじが丘南3
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息の合った演武で全国に挑む(左から)上垣実聖さん、山口蒼生さん、大田夢乃さん=三田市つつじが丘南3

 東京五輪の新種目として注目された空手の「形(かた)」で、兵庫県三田市立藍中学校の女子生徒3人が団体戦で全国に挑む。団体での全国出場は初めてだが、幼い頃から一緒に練習を重ね、演武は息ぴったり。指導者も「実力は全国トップクラス」と太鼓判を押しており、上位進出を目指す。(小森有喜)

 いずれも3年生の上垣実聖(みさと)さん(14)▽山口蒼生(あおい)さん(15)▽大田夢乃さん(14)。大会は20~22日に山口県で開かれる「全国中学生空手道選手権大会」で、県大会で初優勝を成し遂げた上垣さんは、個人部門でも出場権利を得た。いずれも21日が本番だ。

 普段は仲良くふざけ合う3人だが、演武が始まると表情に気迫がみなぎる。足の運びや突き、跳び技の動きを合わせ、畳や道着のすれる音と掛け声だけが道場に響く。

 3人とも、藍中などを練習場所にする「三田誠士舘道場」で幼稚園の頃に空手を開始。中学1年で団体形のチームを組んだ。今年7月に同県姫路市であった県大会で優勝を飾り、全国への切符を手に入れた。

 実は藍中には空手部がないため、3人ともソフトテニス部に所属。放課後は2時間ほどボールを追いかけた後、道着に着替えて2、3時間演武を練習する。自宅でもそれぞれ空手で汗を流す。「好きなことだから苦じゃない」と口をそろえる。

 道場の生田淳一館長(65)は「みんな基本がしっかりしている。こんなにいい選手が3人そろうのは珍しい」。指導員の山口佳美さん(44)も「以前は優しい性格が演武に影響することもあったが、全員吸収力が高く一気に成長した」と舌を巻く。

 先日の東京五輪では、女子の清水希容(きよう)(27)が銀メダルを獲得。3人ともテレビで中継を見ていたといい、「あんなふうになりたい」「(金メダルの)サンチェス選手(スペイン)もすごかった」と目を輝かせる。大会直前の練習では、表情でより迫力を出すことを意識しているといい、上垣さんは「ベスト8以上を目指したい」と力を込めた。

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