今からちょうど17年前の2005年2月、その前年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイさんは、日本語の「もったいない」という言葉を知り感銘を受けたといいます。それから彼女は「MOTTAINAI」を世界共通の言葉として広めようと活動を続けました。
「もったいない」という言葉には、①畏れ多い・ありがたい②無駄にするのが惜しい、という意味があります。この二つの意味を1語で表現した言葉は世界中を探しても見つからなかったことが、彼女がこの言葉を世界へ広げたいと願う理由となったようです。
つまり、日本語の「もったいない」には、いわゆる3Rを一言で表せるだけでなく、自然や生命への畏怖の念(Respect)が込められており、環境問題を考える上で重要な概念であると捉えられたのです。
昨今、地球規模の課題に対応しようと、17のゴールと169のターゲットからなる持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)が国際目標として定められました。このSDGsの普及と達成に向けて、政府や自治体、企業などが推進に励んでいます。
ではいち生活者として、SDGsの達成に向けて何ができるでしょうか。17の目標のうち、何にどう取り組むことで貢献できるでしょうか。そんなことを考えたり、求められたりした経験をお持ちの方は少なくないと思います。
個人で実践できる取り組みの例として「節電・節水を心がける」「食材を食べきれる量だけ買う」「人権や環境を犠牲にした商品を購入しない」といったことが挙げられます。これらは共通して、もったいないかどうかを考えれば、何をすべきか判断できます。
つまり、もったいないと思うことをしないように心がければ、おのずとSDGsの達成に向けた実践につながるのがわれわれ日本人の強みです。
他にも、「目標4=質の高い教育をみんなに」は、良質の教育が与えられれば能力を発揮できるはずの子の可能性が損なわれるのはもったいない、「目標5=ジェンダー平等を実現しよう」は、差別により活躍の場や機会が公平に与えられないことで幸福度や生産性が下がるのはもったいない、と「もったいない」の概念が通底していることが分かります。
「空」や「縁起」の思想にも通ずるもったいないという言葉。SDGsと横文字のままであるよりも、われわれにとって理解しやすいのではないでしょうか。そして「もったいない」の精神と文化を持てばこそ、日本は真に持続可能な未来へと先導できると信じています。

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