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ガラス工芸を体験するパラオ人スタッフ=三田市ガラス工芸館
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ガラス工芸を体験するパラオ人スタッフ=三田市ガラス工芸館
三田市ガラス工芸館のスタッフから技術を学ぶ=三田市香下
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三田市ガラス工芸館のスタッフから技術を学ぶ=三田市香下
高見智也副市長にガラス工芸作品をプレゼントしたパラオ人スタッフら=三田市役所
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高見智也副市長にガラス工芸作品をプレゼントしたパラオ人スタッフら=三田市役所

 西太平洋の島国「パラオ共和国」で廃ガラスを活用したリサイクル事業の確立を目指す工房スタッフら10人が兵庫県三田市を訪れ、市ガラス工芸館(香下)や市クリーンセンター(同)を視察し、研修を受けた。(小森有喜)

 同国のコロール州にある「ベラウ・エコ・グラス・スタジオ」ではビール瓶などの廃ガラスを活用し、観光客に吹きガラス作品を制作してもらう事業を進めている。同国の人口は約1万8千人。南国でのリゾートを求め、海外から多くの観光客が訪れる。こうした主要産業に加え、資源の有効活用にもなる新たな観光資源として、ガラス工芸が注目されているという。

 三田市ガラス工芸館は6年前から国際協力機構(JICA)を通じて同国にボランティアを派遣しており、現地スタッフの育成に取り組んできた。2017年には三田市とJICAの間で覚書が締結されるなど行政も協力してきた。

 今回の研修は、JICAが開発途上国と共同で実施する「草の根技術協力事業」に採択され、実現した。20~29日に日本を訪れ、三田のほか、石川、富山県の工房、ギャラリーなども訪れ、日本のガラス加工を学ぶ予定だ。

 22日に三田市役所を訪れた一行は、高見智也副市長に現地で作ったガラスのペーパーウエートをプレゼント。パラオ有数の観光地である湖「ジェリーフィッシュレイク」に生息するクラゲをイメージした作品という。

 パラオで施設管理などを担当する藤勝雄さん(78)は「三田市から支援を受け始めた6年前と比べ、パラオのスタッフの技術は向上している。さらに事業を軌道に乗せていきたい」と話した。

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