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Tシャツやストールを思い思いに染める「藍♡染めの会」のメンバー=三田市藍本
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Tシャツやストールを思い思いに染める「藍♡染めの会」のメンバー=三田市藍本
乾燥させた後、発酵を繰り返して作った「藍玉」=三田市藍本
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乾燥させた後、発酵を繰り返して作った「藍玉」=三田市藍本
染め頃を知らせる「藍の華」=三田市藍本
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染め頃を知らせる「藍の華」=三田市藍本

 兵庫県三田市藍本で里山工房を営む渡邊和俊さん(74)=神戸市須磨区=が、今シーズンの藍染め体験会を始めた。工房近くの畑で育てた藍の葉を使い、独学で鮮やかな色を生み出した。体験会は11月末までの予定で、持ち込んだ布を染めることができる。(喜田美咲)

 工房は木工の教室として1998年に始まり、手仕事好きが集まる。藍染めは一昨年から渡邉さんが取り組み、昨年13人で「藍♡染めの会」を結成。Tシャツやスカーフなどを思い思いの模様に染めて楽しんでいる。

 「今年はいい色が出た」と渡邊さん。4月に藍の種をまき、6~8月に葉を刈り取った。収穫した葉は乾燥させた後、水を加えて何度も発酵させ、固めて藍玉にする。その後、藍玉を消石灰と熱湯で練って、灰汁で溶く。ブドウ糖と水を入れて毎日かき混ぜ、色を出していく。こまめに温度管理などを続け、9月末にようやく染める準備が整った。

 染液に青紫に光る「藍の華」が浮いたら染め頃。メンバーはまだらに染める「かご染め」や布の一部をしばるなどして染料が染みこまない部分を作る「絞り」などの手法を試し、「妖精みたいな模様が出た」「もう少し強くねじってもよかったのかも」と色の出方を探っていた。

 渡邊さんは「今も試行錯誤の繰り返し。どう染まるかを考える楽しさを味わってほしい」と話す。

 布(500グラムまで)を持参し、1500円で藍染めを体験できる。3日前までに電話で予約が必要。

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