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神戸地裁=神戸市中央区橘通2
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神戸地裁=神戸市中央区橘通2

 兵庫県川西市北消防署多田出張所の救急隊員らが2014年の出動時、脳梗塞の女性=当時(82)、16年死亡=の病状を的確に把握しないで病院に搬送せず、後遺障害が生じたなどとして、息子2人が同市に計約7500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、神戸地裁であった。阿多麻子裁判長は、後遺障害との因果関係は認めない一方、「搬送義務に反した」とし、精神的苦痛に対する慰謝料など計約110万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は14年3月5日に自宅で倒れ、次男が119番通報。隊員らは、女性の口元で感じたアルコール臭などから「飲酒による酩酊の可能性が残る」と判断し、引き揚げた。次男は約半日後にも通報し、病院に運ばれた女性は脳梗塞と診断され、左半身に後遺症が生じた。

 阿多裁判長は、隊員らが手足の動きなどを観察後、顔のゆがみやろれつの確認などをしておらず「(阪神・丹波地区の消防機関で基準となる)検査を合理的な理由なく省略し、緊急性の判断を誤った」と過失を認定。一方、女性は数日前に発症し、当時搬送されても、機能回復の治療は適応しなかったと推認される-とした。取材に対し、川西市は「判決文を精査し対応を考える」とした。

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