れいわ新選組の山本太郎代表が3日、神戸・三宮で街頭演説した。会場に複数の大型モニターを設置し、聴衆からの質問や意見に答える形で、少子化対策などの主張を展開した。
れいわは7月の参院選比例代表で約228万票を集めて2議席を獲得し、政党要件を満たしたが、山本代表は落選。現在は「全国ツアー」と銘打って街宣活動で全国を回っている。
「不妊治療の経済的負担に苦しんだ」という男性に対し、山本代表は「国がもっと助成すべきで、そこをケチって(少子化問題の)リターンなんかあるわけがない。家族を持ちたいという人に対し、国が『支援させてください』という姿勢に変わるべきだ」と強調。
ほかにも引きこもりやリストラの経験者らが次々に声を上げ、「今の政治は人々から自信や希望を奪い、世の中に生きづらさが広がっている。人に対して優しい政治をつくらないといけない」と訴えた。(長谷部崇)