寒さが強まる中、白鷺城に現れた赤く燃えるハートマーク-。世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)の北西にある清水門跡で、2本のイロハモミジが重なり合い、ハートの形に見えると話題になっている。
2本は高さ約6メートルで、船場川沿い約1キロの遊歩道「千姫の小径」の北端に立つ。近くに石垣が迫り大天守も見える。市姫路城総合管理室によると、テレビなどが取り上げ、昨年頃から見物に来る人が急増。インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)でも話題になっている。
城周辺の紅葉は例年よりやや遅く色づきが進み、現在は最終盤。ハート型のモミジも見頃は今週末までになりそう。同室は「偶然の形だからこそ注目されたものなので、せん定などはしないつもり。周囲は通行量が多く見物の際は注意を」と呼び掛けている。同室TEL079・284・5685
(小林良多)