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 神戸市北区の知的障害者入所施設の園長で、運営する社会福祉法人の男性理事長(56)が昨年4月、施設付近で乗用車を運転中に園生の男性をはねて重傷を負わせた後、警察や救急車を呼ばずに自ら病院へ搬送していたことが5日分かった。理事長は当初、男性の保護者や法人を指導監査する同市に「園生が飛び出してきた」と説明していたが、事実と違っていた。

 施設関係者によると、事故は昨年4月5日午前6時すぎに発生。早朝マラソンをしていた園生の男性(42)に、理事長の車が後ろからぶつかり、男性は右足を複雑骨折する重傷を負った。理事長は男性を自分の車に乗せて同市西区の病院に搬送、翌日に警察に届けた。

 その後、付近の防犯カメラ映像から、理事長がマラソン中の別の園生を避けようとハンドルを切り、男性をはねたことが判明。理事長は略式起訴され、罰金刑の略式命令を出された。

 男性の家族は「かなり出血していたのに救急車を呼ばず、施設職員を通じて病院を探すなどしたため、事故から病院到着まで1時間半近くもかかった」と指摘。「事故原因も、状況を説明できない息子のせいにしようとした。市にも事実と違う報告をした」と憤る。

 一方、理事長は「病院到着まで1時間半もかかっていない」とした上で、「以前、救急車が施設に到着するのに時間がかかったことがあったので自分で運んだが、救急車を呼ばなかったのは申し訳ない」とした。

 当初「園生が飛び出した」と市などに報告していたことには「勘違いしたが、防犯カメラを見たら違った。園生が走るコースに車で入ったことを反省している」と釈明。市からは指導を受けたという。市は「指導内容は答えられない」としている。(石沢菜々子、西竹唯太朗)

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