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自作への思いを語る萩尾望都さん
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自作への思いを語る萩尾望都さん
原画やイラストが並ぶ会場=大阪市北区、阪急うめだギャラリー
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原画やイラストが並ぶ会場=大阪市北区、阪急うめだギャラリー

 「漫画の神さま」が手塚治虫なら、萩尾望都さん(70)は「少女漫画の神さま」だろう。美しく繊細な絵と魅力的なキャラクター、叙情豊かな物語性で独自の世界を切り開いてきた。デビュー50周年を記念し、代表作「ポーの一族」を中心に原画や表紙絵イラストなど300点以上が並ぶ「ポーの一族展」に合わせ、萩尾さんのトークショーがあった。(堀井正純)

 福岡出身。中学時代に九州から大阪・吹田へ引っ越し、約3年を過ごしたという。漫画家を志したのは、大阪にいた16歳のとき。手塚の「新選組」にショックを受けたと振り返る。1969年に「ルルとミミ」でデビューし上京。一時は、漫画家竹宮恵子らと共同生活を送った。

 「ポーの一族」の連載開始は72年。不老不死のバンパネラ(吸血鬼)となったエドガーが、少年のまま、時代を超え、永遠の旅を続ける物語。パートナーの少年の名はアランで、敬愛する米国の小説家エドガー・アラン・ポーにちなむ。

 エドガーを14歳にした理由について、「まだ大人でもなく、少年の部分も残る。危うくて、浮遊感のある年齢だから」と説明。自らの14歳のころは、「いろんなものを吸収し、毎日が新鮮だった」と懐かしんだ。

 2016年に40年ぶりに、「ポーの一族」の新作を発表。きっかけの一つが、作家夢枕獏さんからの長年のリクエストだった。「続きが読みたいとたびたび言われ、『そのうち書くかもしれない』と答えたら、今度は『いつ書くの?』ときて…」と苦笑した。

 当初、読み切りとして執筆依頼があり、原稿16枚の予定だったが、32枚、40枚と増え、連載になった。「エドガーとアランが勝手にしゃべり、動いてくれる。描いていて楽しい。こんなに活力あるエネルギッシュなキャラクターだとは思わなかった」。その2人に対しては、「長い間放っておいてごめんねという気持ち」と、雑誌インタビューでは語っている。ただ、「(以前と)同じ顔が描けず、苦労した」と舞台裏を明かした。

 16年に新作「春の夢」を発表後、現在、続編「ユニコーン」の連載が断続的に続いている。18年に宝塚歌劇で上演された「ポーの一族」を絶賛。主役2人を見たとき、漫画の世界が立ち上がってきているようで、「ここは別世界か」と驚いたという。

 会場のファンから今後の展開を聞かれると「秘密。でも、2人には幸せになってほしい。話が重層的になってきたので、どう破綻なくまとめるか」と思いを語った。

 「ポーの一族展」は大阪市北区の阪急うめだギャラリー(阪急うめだ本店内)で16日まで開催。同店TEL06・6361・1381

【イベント名】デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」

【開催期間】2019年12月04日~16日※会期中無休

【開催時間】午前10時~午後8時(日~木曜)、午前10時~午後9時(金・土曜)

【開催場所】阪急うめだギャラリー(阪急うめだ本店内)

【住所】大阪市北区角田町8の7

【アクセス】阪急大阪梅田駅から徒歩約3分

【料金】一般800円、中高生・大学生600円、小学生以下無料

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