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風力発電施設の建設予定地で確認されたイヌワシ=兵庫県新温泉町(三谷康則さん提供)
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風力発電施設の建設予定地で確認されたイヌワシ=兵庫県新温泉町(三谷康則さん提供)

 兵庫県新温泉町東部で日本風力エネルギー(東京)が計画している風力発電施設の建設予定地で、絶滅危惧種のイヌワシが生息しているのを日本イヌワシ研究会兵庫地区委員の三谷康則さんが初めて見つけ、写真を撮影した。同じく絶滅が心配されるクマタカも確認されており、鳥類の保護団体が建設中止を求めている。(小日向務)

 計画では高さ約150メートル、出力約4500キロワット級の発電用風車21基を建設し、総出力は最大9万2千キロワットを見込む。現在、4段階ある環境影響調査の2段階目に進んでいる。

 イヌワシとクマタカは兵庫県レッドリストのAランク。三谷さんによると、9日午後0時25~42分、予定地上空で旋回を繰り返し、西へ飛び去ったという。翼の白斑の大きさから若鳥とみられ、同町南西部の扇ノ山周辺などに生息するイヌワシとは別の個体という。雌雄は不明。同日、近くでクマタカも目撃した。

 イヌワシなどは上空から餌となる小動物を見つけ、急降下して捕まえるため、尾根筋の平らな場所を餌場として利用するという。風車の建設適地でもあり、三谷さんは「風車の建設地が餌場と重なっている」と説明する。

 鳥類の生息状況の調査は、同研究会と日本野鳥の会ひょうご、但馬野鳥の会の3団体が共同で続けており、今年3月、クマタカなどの調査結果を基に同町や兵庫県に建設計画に反対するよう求める要望書を提出した。三谷さんは「発電施設に加え、部材を運ぶ大型トレーラーが走る工事用道路は山を大きく削らなければ建設できない。影響は大きい」と話した。

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