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調査報告書を折出健二委員長(中央)から受け取る長田淳教育長(左)=11日午前、神戸市役所(撮影・鈴木雅之)
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調査報告書を折出健二委員長(中央)から受け取る長田淳教育長(左)=11日午前、神戸市役所(撮影・鈴木雅之)

 神戸市東灘区の市立六甲アイランド高校で2017年12月、当時1年の男子生徒(18)が長時間の別室指導後に校舎から飛び降りて一時重体になった問題で、調査委員会による報告書が市教育委員会に提出されたことを受け、生徒は11日、代理人弁護士を通じてコメントを公表した。全文は次の通り。

 今回の調査委員会の方々の調査で、僕が学校の先生にされたことを明らかにしていただきました。先生は、僕に「退学や」「こんなやつは六アイにいらん」と言ったのに、ずっとそのことを認めず、調査委員会の聴き取り調査でも認めてくれなかったようです。先生が、自分の発言を認めてくれなかったのは、本当に残念ですが、調査委員会の方々には、僕がうそをついていないことを分かっていただけて、大変うれしく思います。

 同時に、調査委員会の方々は丁寧に調査し、あの日に何が行われたのか、他の生徒のことも含めて明らかにしてくださったのに、学校や教育委員会の大人たちが、これまで「他の生徒のプライバシー」を理由にして、かたくなに何も教えてくれなかったことはおかしいのではないかと思いました。

 僕が、陰で、同級生の一人を、その生徒が嫌がるようなあだ名で呼んでいたことは事実で、それはいじめと評価されても仕方ないことだと思います。今思えば、軽い気持ちで、このような行為をしたことは、相手の生徒に大変申し訳なかったと思いますし、先生から指導をされるのは当然だと思います。

 それでも、あの日突然、別室に連れて行かれ、なぜ指導を受けるのかも分からず、「退学や」などと怒鳴られたせいで、僕の中には退学の恐怖だけが残りました。そして、次の日、校舎の窓から飛び降りるまで、僕の記憶はほとんどありません。

 何とか命は助かりましたが、今も足の裏の感覚がなく、以前のように走ったりスポーツをすることができません。このような体ですので、建築士になるという当時の夢も諦めなければなりませんでした。

 学校や教育委員会の先生方には、調査委員会の方々が考えてくれた改善策を必ず実行して、僕と同じような被害に遭う生徒が二度と出ないようにしてほしいと思います。

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