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調査報告書の概要を説明する調査委員会の折出健二委員長(右端)=市役所(撮影・鈴木雅之)
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調査報告書の概要を説明する調査委員会の折出健二委員長(右端)=市役所(撮影・鈴木雅之)

 神戸市立六甲アイランド高校(同市東灘区)で2017年、当時1年の男子生徒が長時間の別室指導後に校舎から飛び降りて一時重体になった問題で、原因究明に当たった調査委員会が11日、市教育委員会に報告書を提出、折出健二委員長(愛知教育大名誉教授)らが会見した。主なやりとりは次の通り。

 -生徒側は「(教員側から)退学を強要する言葉があった」と言い、教員側は「そのような事実はなかった」としている。調査委での認定は。

 「生徒は指導を受けた教員から『われわれ教師に対してどういうつもりなんや』『担任の先生を裏切ってもいいのか』などと言われ、追い詰められていった」

 「『退学』を巡る言葉を言ったか言わないか-の検証はそれほど意味がないと思う。問題は、別室で(加害者としての)自認を迫る方法が、非常に威圧的かつ一方的だったこと。指導によって当事者の生徒を不安にさせ、今後の展望を失わせるような心理状態にしたことが問題の本質だ」

 -指導を受ける生徒に教員が寄り添えていなかったのでは。

 「中学や高校の生徒指導では『最初に問題が発生したときに厳格な指導をしなければならない』という理論が全国共通となっている。今回の事案は威圧的、権力的な指導に疑問を投げ掛けるもので、個別の案件にとどめてはならない」

 -教訓は。

 「生徒はそれぞれに悩みを抱えた心理状態にある。そのことを理解し、話ができるような場づくりをした上で、問い掛けのある指導を重視しなければならない。(委員長の)個人的な意見だが、別室指導の常態化についていま一度立ち止まって考えなければ、第2、第3の事案は起こりうる」(まとめ・杉山雅崇)

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